民主主義は最悪の仕組みである
「 民主主義は最悪の仕組みである」とは、イギリスの元首相ウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)の言葉だそうです。
チャーチル元首相
また、ストレートな発言で知られるイギリスのロックバンド元オアシスのノエル・ギャラガーも、イギリスのEU離脱国民投票の際に次のような発言をしています。
「99%の国民は頭が悪いんだ。投票で決めるべきじゃない。」
さらに古代ギリシャでも、民主主義の欠点は指摘されていたようです。
The School of Lifeに、「なぜソクラテスは民主主義を嫌ったか」という動画が公開されています。
例えば大海に航海に出るとき、船長になるのは誰でもいいわけではなく航海士の訓練を受けた人物の方が良いに決まっています。つまり、船長を多数決で決めるとしたらどんな人が船長にふさわしいか分かっている人たちが決めないと悲惨な結果を招くのです。
では国を治める人物を選ぶ際に、一定の年齢になって自動的に選挙権を得た人たちは国を治めるのにどんな人物が良いか分かっているのでしょうか。仮に、医者とお菓子屋さんが立候補した選挙があったとして、食べ物も制限するし痛いこともするが病気を治す医者と、甘いものを好きなだけくれるが病気を治せないお菓子屋さんとで人々はどちらに投票するのでしょうか。
歴史は多くのお菓子屋さんを当選させ、ほんの少数の医者しか選びませんでした。
さて、民主主義は本当に最悪なのでしょうか。
冒頭で紹介したチャーチルの言葉には続きがあります。
「民主主義は最悪の仕組みである。ただし、今まで試された他のすべてを除いて。」