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ネットで見つけた。感想書いた。

SF好きから見るテロ・トランプ・ネオナチとは

ここ数年世界中で起こっている極右的な流れ。中東のイスラミックステート、ヨーロッパでの極右政党の躍進やイギリスのEU離脱アメリカ第一主義を掲げるトランプ大統領の誕生に、ネオナチや白人至上主義の活発化など、多くの例があります。これら世界的な流れをどう理解すればいいのでしょうか。
 
日系アメリカ人の理論物理学者、ミチオ・カク博士がSF好きの物理学者らしい視点で面白い分析をしていたので個人的意見を織り交ぜながら紹介します。

 

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予備知識:文明には3段階ある

SF小説や映画などでよく扱われる考え方ですが、宇宙規模で見た場合に文明のレベルは3段階に分けられるという考え方があります。基本的に地球も含めて文明というものはタイプ0から1、2、3へ向かって進化しているのです。それぞれタイプ1、2、3の文明はだいたい以下のような定義になります。

 

 

タイプ1文明

1つの惑星のエネルギーを全て使いこなせるレベル。天気や地震、噴火なども制御可能。

 

タイプ2文明

太陽などの恒星のエネルギーを使いこなせるレベル。恒星間の移動などもできるスタートレックのような世界。

 

タイプ3文明

銀河レベル。スターウォーズの帝国軍のように銀河全体を支配し自由に行き来する文明。

 

 

つまり、現在の地球はタイプ1文明にも到達していないのです。

タイプ2になってしまえば簡単には文明は滅びません。超新星爆発が起こっても宇宙船で逃げればいいのです。危険なのはタイプ1になるまでで、今の人類がまさにタイプ1文明の手前にいます。

現時点で人類はまだ死んだ植物(石油)を主なエネルギーにしてギリギリの生存をしているのです。

そして、人類は宗教の違いなどでいまだに争っていながら、核兵器化学兵器も持っています。地球上の生物を全滅させられる危険な状態です。

 

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人類はタイプ1文明に到達できるか

カク博士によれば、今の世界には二つの流れが見て取れるといいます。

一つは、多文化的で科学に基づき多様性を認める流れ、つまり人類がタイプ1文明に向かう流れです。

例えば、インターネットは地球規模の通信装置です。インターネットの誕生は今がタイプ1文明の誕生初期であることの一例です。

他には、英語はタイプ1文明の言語の始まりでしょう。現在学問やビジネス分野において地球で一番利用者の多い第二言語です。

EUや北米のNAFTA、日本にとってはTPPが地球規模経済圏の始まりです。タイプ1経済圏も現在誕生初期にいるのです。

タイプ1文化は、ロック、ラップ、地球規模の音楽です。

シャネル、グッチ、ファッションも地球規模。

オリンピックやサッカーは、スポーツを通して世界を一体化しています。

 

このように、新聞などを見れば毎日タイプ1文明誕生の兆候が見られるわけです。

 

 

一方、逆の兆候も見られます。

例えば、テロはある意味タイプ1文明への抵抗と言えるでしょう。

もちろんテロリスト自身はそんなことは理解していないでしょうが、彼らが抵抗しているのは多様性を認めて科学に基づく多文化な社会、つまりタイプ1文明への抵抗なのです。

彼らは科学ではなく宗教を、多文化ではなく単一文化を望んでいるのです。

 

そしてこの話は、大きな枠で見ればイギリスのEU離脱やトランプ大統領、ネオナチ、白人至上主義者にも当てはまります。SF的視点で見てみるとこれらは全てタイプ1文明になろうとしている人類に対する抵抗として理解できるのです。

 

 

カク博士は、どちらが勝つかはわからないが人類がタイプ1文明になることを望んでいると言っています。

皆さんはどちらが望みでしょうか。